BAR『時間の拡大』
15日のオープニングパーティーには、沢山のご来場ありがとうございました。
よく会う人、久しぶりにお会いする人、初めてお会いする人、色んな方に遊びに来てもらえて嬉しかったです。
さて、16日は、個展の関連イベントとして南風食堂の三原さんが開催している、時間について話をしたい人が集まってくる BAR『時間の拡大』特別編をオンゴーイングの一階でやってもらいました。
自分が時間のことを考えるようになったのは、絵を描いている時に、ふと絵の中に入り込んでしまうように錯覚することがあって(特に今回展示している作品では、つぶつぶの集合している箇所を描いている時なんて、どんどん中の方へ入ってしまうんですが)、そんな時は、思っていたよりも時間が経っていたり、逆に全然進んでいなかったりしてるので、あれれ?もしかして、絵の中に入っちゃうとおかしなことになっちゃうの?絵と時間て何か関係あるんじゃないのかね?と考えるようになったのがきっかけです。
まあ、そんなことがありまして、他の人が、時間について考えてることや、感じているのはどんな事なんだろうと、時間について話す人が集まる、三原さんがやっている『時間の拡大』に興味津々でしたが、自分の個展で開催してもらうことで、ついに参加することができました。
今回の参加者は15人前後の20代から50代(?)の、多分、職種も様々な人達で、(中には、みんなで話すのではなくて、僕と三原さんのトークショーと思って来てくれた人もいたようですが)誰かが話を始めると、あちらから、こちらから、どんどん新しい話題がでてきて、誰かが一人で喋り続けるとか、話が続かなかったりすることもなく、予想以上に盛り上がりました。
写真は参加した人が描いた絵。ほとんどの人が初対面なので、何か手を動かしつつおしゃべりしたら、話しやすいかなと思って渡したクレヨンと方眼紙に、それぞれが勝手に絵を描いてたんだけど、同じ場で話をしていたのに、みんなが全く違う絵を描いてて面白かった。
夢のこととか、ピダハンの話とか、別の誰かとシンクロすることとか、痴呆症の時に残ってる記憶のこととか、笑顔と認知の話とか、セックスの時の体の感覚とか、興味深い話がたくさんあって、ふとした瞬間に思い出しそうです。
最近読んでみて、時間についてあれこれ考えてしまった本です。
ピダハン
音を視る、時を聴く哲学講義
個展『つぶりつぶり ときも じじじ』は11月23日まで続きます。
Art Center Ongoing