無題

6月 19th, 2010 by a.s.


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忘れられた道

6月 16th, 2010 by a.s.

前の日記にも書いたけど、新居へ越してきてから、午前中は子供をベビーカーに乗せて散歩してる。安全のためにゆっくり歩かなくてはいけないし、よく知らない道を歩いているので、キョロキョロとしてばかりいる。
平日のまっ昼間から、いい年齢の男が一人、赤子を連れて散歩しているのが珍しいらしく、時々、おばあさんに呼び止められ「あら、お母さんはお仕事かしら?」と聞かれる。
これは我が家の生計を心配されているのか、もしくはそれが赤子に近づく口実なのか、または誘拐疑惑をかけられているのかわからないけども、「そんなの余計なお世話ではないか」というような問いの礫を、顔面に向けて勢いよく投げつけられています。

さて、いつも歩いている小道というのは、林の中に人工的に造られていて、木々の間をすり抜けて行けるようになっている。今日は雨が降った後に、からりと晴れたので、ぬったりとした湿り気が立ち籠めていた。
この道で出会うのは、老人か自分のように小さい子供を連れた母親ばかりで、メインの大通りを通って脇目もふらず目的地まで直進している人には、決して気づくことのできない道だろうなと思う。
僕はこの道のことを「忘れられた道」と呼んでいるという、どうでもいいことを告白して、今日は眠りに就きたいと思います。
それではおやすみなさい。

整備されてるから本当は忘れられているわけではない

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給水塔からずっと

6月 14th, 2010 by a.s.

家のたっている、この小高い山のてっぺんの辺りを上空から見ると、おそらく十字形に見える変わった形をした古墳のような給水塔が立っていて、今日はその近くまで歩いた。
もちろん息子を乗せたベビーカーを押して。
頂上まで700メートルくらい歩いて行き、その給水塔を目の前にして改めて思う。
これはとても変な建造物だなと。
今の文明が滅びて、何かの間違いでこの物体だけがここに残ってしまった場合、未来の人々はこれを何と解釈するのだろうか?

今、あるものを見て、未来の人が何を考えるのかというのが、今の自分の中での流行です。
この時、未来というのは5年とか10年先でも良いし、100年、200年先でも良いんだけど、この想像はすごく面白い。
同じように過去に在ったものや、ものの考え方を、今の自分がどう思うのか、というのもよく考えます。
落語では、よく噺に入る前の「まくら」で、これからするネタの時代背景を語ってくれることがあるんだけど、そうすると、ぐっと噺に入って行けるようになったり、逆に、それをしてもらえないと噺の大事な部分が読み取れなかったりします。
噺家はそうやって時間を引き寄せて、僕らを噺の世界へ導入して行ってくれる。
僕はその時に、今の常識とのズレが大きいほど面白いなぁと思う。
「だから君は、10年先だったらとか、100年前だったらとか考えるようになったのかね?」と誰かに尋ねられたならば、「はいっ!そうであります!」と答えるのであります。

話は戻って、このおかしな建造物の周辺には団地が建っていて、どの家にも洗濯物が掛かっているのに、人の姿が見えず、声も全くしない。時々、猫が建物の隙間から現れて、後ろ足で耳の後を掻いているのが見えるくらいだ。風で木の葉が擦れて起こる、ざわざわざわという音が、耳に届く一番大きな音です。息子のなっちろが時々、オードリーの春日のような感じに「へっ!」と奇声をあげると、沈黙した周囲の空気に吸い取られてしまいました。

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梅雨入り前の散歩道

6月 13th, 2010 by a.s.

二週間ほど前に引越しをしました。
家族にいっぱいお世話になって、やっと落ち着いてきました。
あ〜。引越しの前日に、丁寧に段ボールに詰め込んだ荷物を、次の日には、ものすごいスピードで段ボールから出してて、この出したり入れたりする行程がすんごい無駄に思えたよ。段ボールもすごい無駄じゃね?(と思っても、これしか方法ないしね。来世では画期的な引越し方法を発明して一儲けしたいと思っている)
しかし、無事に引越しが済んで良かったな。
まだ、色々と必要なものも多いけどな。

ところで、今度の家は山を切り崩して開発した場所に立ってる。
だから、周りには緑がたくさん残っているんだけど、その木々を縫うようにして歩くことの出来る、細い曲がりくねった散歩道があって、ここへ引っ越してきてからは、午前のうちに、子供をベビーカーに乗せて散歩するのが日課になっている。
実は、この散歩道に気がついたのは引越してきてからで、まったく予想してなかったから、プレゼントをもらったみたいだった。
普通はそういうことは引越しする前にリサーチするべきだよね。
わかってる。
わかってるつもりだったんだけど、なんか別のこと考えてました。
主にゆらゆら帝国解散のこととか。

というわけで、毎日、新しい道を発見し、ベビーカーを押しながら滑らかに歩いて、周辺のパトロールに余念がない。
そのせいで、意外と忙しい毎日を過してます。

この道はどこへ?

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咳がこんこん寒いです

3月 31st, 2010 by a.s.

ここ最近、風邪をひいてまして、寒いアトリエにも行かず、家にいても頭痛がするので思い切って寝ている。起きると頭痛も和らいでいて、ふと時刻を見ると5、6時間も寝てて驚いてしまう。
このままでは何もせずに一日が終わってしまうと思い焦る。
なぜ焦るのか。
それは僕が貧乏性なのだろうか。
何かを作っていないと心が落ち着かないことの方が多いのです(病気?)。
でもそこを我慢して、風邪なのだからと何も考えないで、何も作らないで。としていると時間が過ぎて行くのが遅い。日頃、あんなに時間がないと思っているのに、この様になにもしないと決めると、時間てありすぎるのね。
うーん、深いな。
なんか、すごい発見をしたような気がする。


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